レザーカットの勧め!

こんにちは、本店の鈴木です。

レザーカットとはカミソリで髪の毛をカットする方法のことなんです

若い美容師さんは知らないかもしれませんが、「レザーカット」というカット方法が昔から存在します。

今もレザーカットを行っている美容院はたくさんありますが、髪が傷みやすいという噂も耳にします。

本当のところはどうなのでしょうか。

レザーカットについて

1番右の赤いのがレザーです。

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レザーカットとは髪専用のハサミではなく、「剃刀(かみそり)」で髪をサクサクとそぐようにカットする方法の事を言います。

そして編みカラーを巻き、ネープはピンカールで巻きドライヤーに入り(通称オカマと言う)セットをしていました!

まだ日本でヘアカットの歴史が浅かった頃、髪専用のハサミでヘアデザインを作る事はとても難しいとされており、

現在のように繊細で正確なハサミカットができる美容師さんもほとんどいませんでした。

そのため、その頃の日本では剃刀を使う「レザーカット」が主流だったんです。

現在では髪専用ハサミでのカットが主流になっているので、レザーカットを経験する機会も少なくなっています。

また、私もそうですが、ハサミとレザーを組み合わせてヘアデザインする美容師さんもいます。

レザーカットだと髪が傷む?

剃刀で髪を切るとイメージするとなんだか髪に悪そうな感じがしますよね。

ですが、レザーカットにはレザーカットの良い部分があるのです。

それは「毛先の動きをつけやすい事」と「量のバランスを整えやすい事」。

ハサミでのヘアカットはどうしても全体的にシャープな仕上がりになりがちですが、

レザーカットをプラスすることによって毛先が細くソフトになり、よりランダムな動きをつけやすくなります。

僕のお客様で凄く髪の量が多く、太く固い髪質の方がいらっしゃいます。

あるとき「レザーでカットしてもいいですか」と聞くと「いいですよ」の返事をもらいました!

そのお客様はそれからずっとレザーカットを希望してきます。

収まりが良いそうです。
レザーカットのみでは無く、髪専用のハサミの長所も生かして併用カットすると動きのある理想的なヘアスタイルへと近づくことができるのです。

レザーカットで髪が傷むと噂されるのは、使う剃刀の切れ味が悪かったことが原因だと考えられます。

今では一人カットをしたならば、剃刀を変えるようにしています。

基本的に十分な技術があり、剃刀の切れ味が良ければ髪への負担はほとんどありません。

剃刀の切れ味が悪いとカットの断面が汚くなり、枝毛の原因にもなってしまいます。

カットの断面が汚くなるという事は見た目や仕上がりも悪くなるため、髪が傷んだように感じてしまうのです。

髪が傷まないレザーカットでヘアデザインをもっと楽しんでみてくださいね。